2008年11月27日

バローロワイン試飲会

トリノは先週大風が吹き、真冬の寒さになってしまいました。今年は昨年より寒くなるのが早い感じがします。

さて、今日はバローロワインの試飲会にいったときの話をしたいと思います。

ピエモンテ州といえばワインで有名ですが、イタリアワインの王様といえばやはりネッビオーロ種から作られるバローロではないでしょうか。

南ピエモンテ(トリノの南)にあるランゲ地方がバローロの産地としては有名で、いくつかのコムーネに分かれています。

その中のひとつである「La Morra」(ラ・モッラ)に行ってきました。

この日は霧がかかったようにどんよりと曇っていて、せっかくのぶどう畑が一面に見渡せる高台からのパノラマは今一つ。それでも観光客がたくさん訪れていました。

ここの街は小高い丘の上にあり、坂がたくさんあります。教会の近くにバローロワインの試飲会及び販売会場がありました。

ソムリエの友達に連れられて入口をはいり、5ユーロ払ってワイングラスをもらいました。これで数種類ものバローロを飲みたいだけ試飲できるんですから、安いもんです。

しかしバローロといってもやはり作り手によってかなり特徴が異なっています。販売会場で扱われていたバローロはけっして安くはありませんでしたが、多くの訪問客が試飲したあとでケース単位で買っていました。

私は試飲しただけ。それでもバローロをこんなに飲んだのは今までになかったし、日本ではもちろんこれほどお手軽価格では味わうことができません。

ほろ酔い気分になったところでもう一度高台に行ってみましたが、相変わらずの天気で残念。寒さでじきに酔いも醒め、温かい飲み物を飲みたくなってきました。

晩秋のワイナリーは、収穫がすんでしまうと途端に、ひっそりとしてしまいますが、そのころにはかえっておいしいワインを味わいながらじっくりと見学ができるのでワイン通にはおススメです。

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ラ・モッラの高台からのパノラマ

2008年11月20日

紅葉の季節

トリノはすっかり寒くなり、紅葉もかなり進んでいます。

私はポー川のすぐ近くに住んでいますが、そのポー川にそって道が長く続いています。(下の写真参照)

ここには木々が生い茂り、紅葉と新緑の季節には散歩をするのにもってこいです。それに30分くらいのジョギングにも絶好のところです。

この日はお天気がよかったので家からポー川にそって歩き、ヴィットリオ広場までおよそ30分の散歩をしてみました。

途中、川にそって点々とベンチが並んでいます。
そこで井戸端会議に熱中している人たち。
子供連れの親子やカップルの幸せそうな姿があったり、犬の散歩をしながら携帯電話で話し続けている人、黙々とジョギングに集中している人、それと自転車で通りすぎて行く人。

そういった人たちを横目で見ながら紅葉の美しさに見とれてしまいました。
どこも絵になる風景。

ただやはり長く外にいると冷えてきて、ヴィットリオ広場ではお気に入りのカフェ(“カフェ・エレナ”)に入って一休みです。

少し余談になりますが、イタリアに来てから日本で履いていたヒールのある靴をほとんど履かなくなりました。というのは凸凹の石畳の道や土の散歩道にはヒール靴は向かないからです。

私のお気に入りはやや底厚の靴(靴幅を狭くして紐のついたおしゃれな靴)や価格の安い本革ではないブーツ(20ユーロくらい)です。

履きやすい靴をはいて紅葉真っ盛りのトリノの街を歩きまわりたいと思います。


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ポー川にそって続く散歩道

2008年11月13日

秋の野菜&果実

街を歩いていたら、ショーウインドゥにきれいに野菜と果実が並べられていたのでふと足を止めて写真を撮りました。

家に帰ってきてから秋から冬の野菜や果物は何か?と少し調べてみました。

写真の中には季節外れのものもいくつかありますが、ちょうど今は旬というものは次の通りです。


野菜

1. Topinambour キクイモ (写真:右上)


2. Rafano セイヨウワサビ、ホースラディッシュ (写真:右下 細長い棒のような形)

3. Zuccaかぼちゃ (写真:右下 日本のかぼちゃと比べると大きさが大きかったり、小さかったりと様々で、種類も豊富)


果物

1. Caco 柿 (カキは日本からイタリアに入ったのでそのままカコと呼んでいます。カコが複数になるとカキになります。)(写真:中央上)

2. Fico d’india ヒラウチサボテンの実 イチジクの一種(カコのすぐ下。サボテンの実のような果実)

3. Castagna 栗 (写真:中央よりやや下)

最近では季節を通していつも手に入るというものが多くなってきています。

そんな中で秋・冬のイタリアの風物詩といえば、やはり焼き栗ではないでしょうか。イタリアでは日本のように栗を茹でて食べることはなく、焼いて食べるかマロングラッセのようにして食べるのが主流です。

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2008年11月07日

パルマのアンティークショー

今年も去年に引き続き、10月4日から12日までパルマにてアンティークの展示会が開催されました。

昨年同様、年代ごとに館が分かれていて、1000以上の出展ブースでは、家具、宝石、毛皮、洋服、皮製品、写真、ポスター、絵画、食器、本、雑貨などが展示・販売されていました。

私は開催第一週目の週末にパルマに電車で行き、駅から展示会までのシャトルバス(これがなかなか来なくて45分遅れて来た!)に乗り継いで会場へ。

今年はブースを開いて販売していたファブリッツィオとラウラのお手伝いを少しさせてもらいました。

とはいえ、お客さんからの質問で答えられるのは値段だけであとは全然ダメ。やはり商品の説明となるとかなりの勉強と経験が必要になってくるんです。

彼らは1900年代中心の家具や置物を取り揃え、買い付け値段の約3倍くらいで販売していました。

日本にいたときは全くアンティークなんぞには興味がなかったのですが、イタリアで特に彼らの影響もあってだんだん興味もわき、好きになってきました。

彼らはイタリアのみならずヨーロッパの各地で商品を買い付け、トリノでもアトリエを持っていてそこで展示・販売しています。

とくにファブリッツオはこの仕事に多大な情熱を持ち、自分の目で見て触って買い付け、自分の心をもって客に直接販売しています。それゆえにインターネットでは絶対に売りたくないそうです。

そういえば、このころは既に不況の嵐が世界中に押し寄せていたのにもかかわらず、ここでは多くの買い付け人やコレクターがたくさんの品を買っていました。お金持ちはどの世界にあっても不況に関係ないのかもしれないし、あるいはやはりここはイタリアです。ラテン気質の性格のせいであまり不況を暗く考えないのかもしれません。

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アンティークショーのブース