2008年08月11日

ローマの休日

トリノ大学の外国人向けイタリア語の集中夏季講座が終了後、ローマにいる友達の写真の展示会を見に行く目的で、7月末から2泊3日でローマに行ってきました。

お金を節約するため、トリノからの電車ローマ行きの直行(インターシティー・プラス)に乗り(ミラノで乗り換えるという方法もありますが、割高です。又、ユーロ・スターの直行だと6時間くらいで行きますが、やはりこれもインターシティー・プラスより割高です。)

トリノのポルタ・ヌオーバという駅からなんと7時間少々かかってローマのテルミニ駅に着きました。

電車では途中、コンパートメントの冷房がきかなくて乗客が文句タラタラ。車掌が思い余って、冷房がよくきいている他の席を乗客に教えてくれましたが、そんなことをしている間に、冷房がききだしたのでまずは一安心。

今回は先のイタリア語講座で知り合った台湾人の女の子(スーちゃん)とそのマンマ(お母さん)がローマに来るというので、いっしょに宿泊することにしました。

というのも一人でホテルに泊まるとユーロ高のせいもあって宿泊代もばかになりません。

たまたまインターネットでかなりお得なB&Bを見つけました。テルミニ駅から10分少々歩いたところにあるB&B Domus Diana。なんと一部屋65ユーロで、3人で宿泊したので一人一泊約22ユーロ。(ただし、8月になったとたんに突然値段が上がったようです。他にも安そうなところがたくさんあるので、興味のある方はVenere.comのサイトをご覧ください。)

私は先にローマに着いたので、テルミニ駅のすぐ近くの別のホテル(B&Bのオーナーの父親が経営している)でチェックインし、宿泊代を現金で払ってから、案内人につられてB&Bへ。

19世紀初頭の建物の4階にあるこのB&Bは、ベットルームが2部屋あるアパートといった感じ。

周りは比較的静かで、レストランやバール、スーパーなどもあり便利なところ。

オーナーはここに寝泊まりしていないので、宿泊客が自由にキッチンを使い、置いてあるパンやヨーグルト、コーヒーなど好きに食べたり飲んだりできます。

1泊目は私たち3人だけだったので、まさにだれかのアパートに滞在している感じ。

入口の門の鍵、エレベーターに乗るところの鍵、アパートに入るときの鍵、自分たちの部屋の鍵と、鍵だらけで最初は使い方がよくわからず、出入りに時間がかかりました。

B&Bの紹介はこのくらいにして、スーちゃんとマンマが到着し、この日の夜は、3人で、カラカラ浴場跡にある野外オペラを見に行きました。

この日の夜は、「Madama Butterfly」(蝶々夫人)だったせいかかなりの人混みでした。

野外オペラは、劇場内でのオペラと比べると割安(インターネットで購入し、2等席くらいで57ユーロ)なのと、人の服装もカジュアルOK、音に気をつければ飲み物OK、写真をとるのもOKで、気楽に見れるオペラとして十分に楽しめます。

おまけにローマ時代の浴場跡というのもユニーク、ミステリアスで、なかなか普段では味わえない雰囲気。

翌日は、ゆっくり起きて3人で朝食を摂り、暑いローマの町へといざ出陣。とは大げさながらもかなりの暑さ。

B&Bからはコロッセオやベネツィア広場に歩いていける距離だったので、まずは、友人が開催している写真展へ。

ベネツィア広場のすぐ隣にある小さい広場の入り口付近で写真展が開かれていました。

彼が2年前に日本を訪れたときに撮影した白黒写真が展示されていて、日本人の日々の生活をイタリア人の見る角度で撮影した印象に残る作品の数々でした。

その後私たちはベネツィア広場から階段を上ってカンピドーリ広場へ。フォロ・ロマーノを上から眺めて、次にはトレビの泉、そしてスペイン階段まで歩き続けました。

あまりの暑さでクーラーがついているカフェにでも入らないと水を飲み続けているだけでは耐えられない状態でした。

しかしどこを歩いていても外国人観光客でいっぱい。

イタリア人は地元の人以外は、こんなに暑くて混んでいるローマにはまず行くことはないのでしょう。
イタリア人にとっての夏のヴァカンスはやはり、海や山でのんびりと過ごすのが定番。

さて、私たちはコンドッティ通りにあるカフェ・グレコへ。

高くて観光客、とくに日本人が好きなカフェ。確かに私たちが注文した、生クリーム付きのカフェ・グラニータ(なめらかな舌ざわりのかき氷)は値段が高く、なんと12ユーロもしました。

しかし、昔の芸術家も訪れたといわれるアンティークなカフェで、奥のサロンの壁にかかった絵画や写真など一見の価値はあります。上品な雰囲気と涼しいサロンでいただくカフェ・グラニータ。

体が少しは冷えた後で、スーちゃん&マンマと別れ、私はこの界隈のウィンドウ・ショッピング。とはいえ、この暑さ(なんと42度にまでなった)となれない靴で足が痛くなり、夕方B&Bに戻った時にはかなりグッタリでした。

スーちゃんとマンマは2晩続けてオペラを見る予定にしていましたが、この暑さのせいか、スーちゃんは体調を崩し、この日の夜のオペラには行けないということで、私がマンマを連れて昨晩と同じカラカラ浴場跡に行くことになりました。

この日の演目は「Lucia di Lammermoor」(ランメルモールのルチア)でした。

ストーリーはオペラ大好きのマンマに説明してもらい、席は昨日よりはずっと舞台に近く、各場面で歌われた歌曲が素晴らしかったせいもあり、オペラに素人の私でも感激したくらいです。

こうしてローマでの短い滞在は終わり、私たちは翌朝、テルミニ駅で別れました。彼女たちはアッシジ、フィレツェと旅を続け、私はフィレンツェを経由してトリノに夜帰りました。

今回は、節約旅行ながらもオペラを二晩に亘ってみることもできたちょっぴり優雅な暑~いローマの休日でした。

正直言って、トリノの朝晩の涼しさに慣れてしまっていたので、あのほとんど一日中続く猛暑はどうにも耐えられない程でした。やはり、ローマフィレンツェは秋か春に行くに限ります。


mbutter12.jpg
カラカラ浴場跡でのオペラ、蝶々夫人。

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