2008年01月10日

カンパニョーロの没落と復活1

1991年、シマノがSTIの販売を開始して自転車の歴史が変わりました。

STIとは、ロードバイクのブレーキと変速機を一体化したシステムです。F1マシンのハンドルの裏に突いているチェンジレバーと同じような目的のものです。

それまでは、Wレバーと呼ばれるダウンチューブに取り付けられたレバーによって、変速機を操作していました。変速時にはハンドルから手を離さなければなりませんでした。

Wレバーでは瞬時の操作に対応できません。

スプリントの最中のギヤチェンジは不可能だったので、選手たちはスプリントに備えて事前にギヤを選択して、不適当なギヤで走行することを強いられていました。

STIが登場してから一変しました。スプリントが始まっても自動車のように、スピードに合わせてギヤチェンジができるようになりました。

STIを採用しない自転車では勝負にならないほどでした。

STIが登場するまでは、カンパニョーロがロードバイクコンポーネントのリーダーでした。

しかし、STI登場を機にシマノと地位が逆転しました。自転車王国イタリアのリーダーが、自転車後進国である日本のメーカーを追いかける図式となりました。

シマノはMTBにもうまく乗り、さらに躍進することになりました。

その一方カンパニョーロは、MTB市場への参入が失敗。後に撤退して現在も再度参入する様子はありません。

自転車パーツ王者の地位は、完全にシマノに奪われてしまいました。

続く

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