2007年10月19日

イタリア生活 - 芸術と食欲の秋ここにあり。

知り合いのイタリア人が、子供向けの絵本のデッサンをしていて、その展覧会をするというので、トリノの北、およそ20kmくらい離れたところにあるカルーゾ(Caluso)という小さな町に行ってきました。

何がおもしろかったかというと、
展覧会の会場が、町の小さな教会だったことです。
なんでもこの教会は、現在ミサをしたりするためには使われていないそうで、こうした展覧会によく使われているそうです。もちろん祭壇もあり、古い宗教画も飾られていました。
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この日は初日だったので、町の新聞に紹介されるのかミニ・記者会見のようなものがありました。カメラマンや市長、主催者、後援者、教会の司教、有名な?画家、愛読者たち、知人、友人などたくさん集まって、まるで彼女は芸能界のヒロインのようでした。

日本でいえば、お寺を借りて展覧会をするという感じでしょうか。

この後、すぐ近くの市の公民館(ただし、ここは小さな町のせいか、市役所と公民館が一つの建物の中にありました。)にエノテカがあり、参加者みんなでこの町の白ワインを飲んで彼女の功績をたたえました。

さて、ここカルーゾは白ワインが有名で、私たちが飲んだのは、”Erbaluce di Caluso”(エルバルーチェ・ディ・カルーゾ)と呼ばれているワインでした。
ドライでフレッシュな若飲みタイプの白ワインで、口当たりも軽く、とても気に入りました。

さて、すべてが終了し、今回の主催者のご自宅拝見に行くことになりました。ただし、ただ家を見に行ったのではなく、彼の骨董芸術品のコレクションを見せてもらいました。

小さな3つの部屋と廊下に古い絵画や彫刻、調度品、本と盛りだくさんで、まさに小さな美術館です。

彼は物知りのようでいろいろ説明してくれたのですが、私にはとうてい難しくて理解できるものではありませんでした。さすがにイタリアの美術史は奥が深いです。こういった分野の勉強ももう少ししないと会話についていけないとつくづく思いました。

最後に10人くらいが集まって、カルーゾの近くの町、カンティア(Candia)というところのローカルレストランで夕食を摂りました。

ここで、私は初めてピエモンテの料理を食べました。

ひとつは、プリモ・ピアットで出てきたAgnolotti (アニュロッティ)。
簡単に言えば、肉やチーズを平たいラビオリにつめたもの。バターソースで絶妙なお味。

セコンドで出てきたのが、Fritto Misto(ミックスフライ)。フライの中身をカテゴリーに分けてみると、野菜(なすやズッキーニ)、フルーツ(りんごの薄切り)、肉(豚肉や仔牛の脳みそ)、お菓子(アマレット、セモリナ粉、ビスコッティ)。

フライを見てもどれがどれなのかさっぱりわからず、すべて隣にすわったイタリア人に指を差して聞きました。このフライはかなりヘビーで、ここまで食べつくすのは容易ではありません。

お菓子(ドルチェ)のフライもあったので、もしや、最後に出てくるドルチェは、なし?と思いきや、やはり、出てきました。もちろん、最後の最後はおなじみ「カフェ」で閉めて終わりです。

芸術と食欲の秋の一日、こうして夜は更けていきました。


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