2007年10月03日

イタリアのエンジンを積んだブラバムBT-46の思い出

”ザ イタリアンパワー イン モータースポーツ”

アルファロメオの話をすると、どうしてもブラバムに行き着いちゃうので、今回は最初からブラバムのお話で。

1977年にフェラーリで2度目のワールドチャンピオンに輝いた翌年、ブラバムへ。このときのマシンがBT-46 。この車、試作の段階では、車体側面に薄いラジエターを張り巡らせた、表面冷却のアイデアがだめされていました。

しかし、実際には効果がなかったようで、結局レースに使われたのはスポーツカーノーズの中にラジエターを埋め込んだ、良くあるスタイルになってしまった。

この車、ラウダの腕をもってしても勝てない。で、スウェーデンGPで登場したBT-46Bは、リアに大きなプロペラをつけていて、車体の下の空気を吸出してダウンフォースを得て、見事優勝。ただし、参戦はこの一戦のみ。これは、前々回も書いた話ですな。

当時、この記事がオートスポーツで大きく取り上げられました。私は買いましたよ。表紙にでっかいBT-46Bの写真が載ってるんだよね。

で、コースアウトすると、土ぼこりが竜巻のようにまきあがるんだ。これも写真が載っていた。

結局、アルファロメオの水平対抗12気筒エンジンは、その大きさから、ロータスのようなウイングカーにすることが出来ないんで、むりやりプロペラをつけちゃったという寸法。

でね、空力デバイスは車体に固定されていなきゃいけない、ってルールがあるんだけど、このプロペラ、ラジエター(車体の上面にある)のための空気を吸い出すものですっ、てブラバムはいってたわけよ。
方便だよね。車体の下にもあながあんのにさ。

そんで、優勝なんかしちゃったもんだから、他のチームから文句言われて、結局次のGPからは使えなくなっちゃったというわけ。

表面冷却とか、サカーカー(サカー すいとるってな意味で、オートスポーツ誌ではこう呼ばれていた)とか、おんもしろいものを出してたんだよね、この時代のブラバムは。


文責:イタル山本:若かりしころ、イタリア留学を夢見るも果たせず。90年代後半をニューヨークで過ごし、その間結婚、新婚旅行イタリアならぬ日本の温泉。その後アメリカで生まれた子供と3人で、イタリア旅行を果たした。F1やWGP好きのオヤジである。

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