2007年08月24日

ジロ・デ・イタリア

サイクルロードレースには、一日のみのワンデイレースと複数のステージの総合成績を争うステージレースがあります。

ステージレースの最高峰は、3大ツールと呼ばれる「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」「ヴェルタ・ア・エスパーニャ」です。

「ジロ・デ・イタリア」は、3大ツールの先頭を切って毎年5月に開催されます。約3週間かけてイタリアを一周します。

3大ツールの中で最もグレードが高いとされるのは「ツール・ド・フランス」ですが、最も過酷で厳しいレースは「ジロ・デ・イタリア」と言われています。

レースで大きな差がつきやすいのは山岳ステージとTTです。「ジロ・デ・イタリア」は過酷な山岳ステージが特徴です。山を制した過去の偉大なチャンピオン達に敬意を表して、「チマ・コッピ」「パンターニの山」などと名付けられる峠があります。

同一年に「ジロ・デ・イタリア」と「ツール・ド・フランス」の両方を制することを「ダブルツール」と言います。過去に7人が成し遂げています。

イバン・バッソが8人目と期待されていましたが、残念ながらドーピング発覚によって表舞台から姿を消しました。

現在では、スケジュールの面から「ダブルツール」は無理だろうという空気が一般的です。有力選手のほぼすべてがどちらか一方に照準を合わせています。

代表的なのはランス・アームストロング。彼は「ツール・ド・フランス」1本に絞ったレース活動をしていたので、批判を受けることもしばしばありました。

最後にダブルツールを果たしたのは、イタリアの英雄マルコ・パンターニの1998年でした。

イタリアの選手はもちろん「ジロ・デ・イタリア」を最も大切なレースと位置づけています。実際この10年間、毎年イタリア人が優勝しています。

過去に3人の日本人が出場を果たしています。

市川雅敏:1990年50位フィニッシュ
今中大介:1995年途中リタイア
野寺秀徳:2002年139位フィニッシュ

日本でトップの彼らも当然アシストとして参加したわけですが、それでも1回しか出場できず、何とか完走できたという成績です。レースの過酷さが伝わってきます。

有力選手の相次ぐドーピング疑惑に揺れるサイクルロードレース界ですが、一気に世代交代が進み若い新星が表れ、この危機を救ってくれることでしょう。

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