2007年03月23日

哀しみの日々

イタリア映画で社会的な映画のひとつとしてオススメなのは

「哀しみの日々」

という映画です。
この映画は、何不自由ない幸せな家族だったのに、ある日
突然夫が去ってしまい、妻は子供だけが取り残されたところから
話しは始まります。


このどこにでもあるような話を、名匠ファエンツァは妻・オルガの
視点からミニマルに詩的に描き出しました。60年代から活躍
してきたファエンツァ監督の復活!と讃えられた映画です。


この映画で、妻・オルガは、失意、狼狽、怒りといったたくさんの
マイナスの感情を少しずつ前向きに変えていきます。
この役を演じたのは、名優マルゲリータ・ブイが演じました。

2005年ヴェネチア国際映画祭のコンペにも出品された作品です。


オルガ夫婦の間に突然亀裂が生じ、夫マルコは家を出て行って
しまうところから始まるのですが、オルガは、突然、亀裂が
出来たと捉えていました。

しかし、夫・マルコにとっては、随分前から、亀裂はあったみたい
なのです。オルガの疑念、苛立ち、怒り、焦り、自暴自棄と
いった感情の嵐が大胆に描かれています。

ちなみに階下に住む音楽家ダミアンが伏線となっています。

オルガを演じているマルゲリータ・ブイは、《恋愛マニュアル》でも、
倦怠期、夫婦の危機を演じています。40代半ばという
年齢がその役柄に適役みたいです。

深読みすると、そのあたりの年代のイタリア人夫婦にこういった
話がよく起こっていることが推察されます。

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